新子連和太鼓クラブ 静岡市葵区駒形通り

団体

土曜日に駒形商店街を歩いていると、どこからともなく太鼓の音が。。。。

ドンドンドン!ドドーンドン!

胸が躍るのは私だけでしょうか?

ドーン ドーン ドーン (スッ)ドンドン

新通小学校体育館に太鼓の音が響きわたります。

今回は新子連和太鼓クラブの練習にお邪魔し、代表の原田鑑一郎さんにお話を伺ってきました。

2024年で創立40周年を迎える歴史ある太鼓クラブ

新子連太鼓クラブは来年で創立40周年を迎える歴史ある和太鼓クラブです。

新通りの子供会連合クラブとして、子供会の活動の一環として発足しました。

最初は人数分の太鼓を用意するのが困難であったため、順番に太鼓を叩く練習をした…のかと思いきや、なんと!缶カラやタライなどを太鼓の代用として使っていました!

太鼓がなくたって「太鼓を教えたい!みんなで太鼓を演奏したい!」そんな原田さんの情熱が伝わってきます。

今ではその精力的な活動のおかげで実にたくさんの、そして種類豊富な和太鼓や和楽器があります。現在、園児、小学生、中学生が中心となり活動しています。

新通小学校区の生徒が中心になりますが、中田や羽鳥など他学区からも生徒が集まってきており学区を越えた太鼓クラブとなっています。

こんな和楽器知らなかった!!に出会えます

新子連和太鼓クラブの活動では、色々な種類の和楽器に触れることができるというのも大きな特徴です。

まずは和太鼓の紹介。

大太鼓、中太鼓(長胴太鼓)…ドーンドーン!私たちが想像する一般的な太鼓です。

しめ太鼓…甲高い音が特徴で、細かいリズムを打つのに役立ちます。

平太鼓…吊太鼓などと言われ、お囃子なんかでも活躍します。芯のある音が特徴的。

桶太鼓…担ぎながら叩きます、移動しながら叩けるので演舞の幅が広がります。

和太鼓にもいろんな種類があるんですね。

それぞれ用途やシーンに合わせた和太鼓が使われます。

また、和太鼓のみならず、和楽器全般に触れることができるのが新子連和太鼓クラブの特徴です。

篠笛、三味線、琴、つまりざお、びんざさら(ささら、短冊)など日本の伝統的な楽器です。伝統的ですが、実はよく知らない楽器がたくさん。

見たことあるものから、なんだかよくわからないものまで実にたくさんあります。

「どうやって音鳴らすの?」「大きさによって音の高さが違う〜!?」「どういう構造?」なんてひとつひとつ触れながら大人でもワクワクしていまいそうです。

新子連太鼓クラブではこういった楽器にも日常的に触れることができちゃうんです!!

ちなみに、この日は篠笛でアメージンググレースを弾いていました。

アメェージィーングレース♪

体育館の中で『素晴らしき神の恵み』のメロディーがこだまします。

和楽器で奏でる海外の曲を聴くのもまたオツなものです。

また、驚きなのはこういった楽器をなんと原田先生がご自身で作っちゃうところです。

バチ、笛、太鼓など竹や塩ビパイプなどを使って見事に作り上げてしまうのです!

新子連和太鼓クラブに『和楽器づくり』が新たな特徴に加わる日も近いかもしれません。

お披露目の機会がこんなに!?

新子連太鼓クラブの活動はお披露目する機会が多いのが特徴です。

練習だけやっていてもモチベーションを維持するのは難しいものですが、新子連太鼓クラブではお祭りや商業施設のイベントなどで演奏、披露する機会が月に1~2回あります。

これは結構多いですよね。

やはりお披露目する機会があると、それを目標に頑張ることができますからね。

特に女の子はビシッと法被着て、バシッとお化粧して、気合いの入れ方が違います。

普段のあどけない様子から目の色が変わって本気モードにスイッチが切り替わります。

演舞を通して、月に1回変身する機会があることで、生活に楽しみとハリが生まれますね。

また、半年に1回くらいの頻度で大きいイベントが入ってきます。

今年であれば、6月静岡市のジュニア太鼓フェス、そして11月に静岡市民文化会館で開催される静岡太鼓フェスティバルが一番大きなイベントになります。

静岡太鼓フェスティバルでは静岡太鼓連盟に所属する太鼓クラブが一堂に会します。

普通に生活していると、こういったステージに立って、演舞する機会なんてなかなかありません。

大きなステージで、大観衆の前で、思いっきり自分達の太鼓を披露する。

演舞の前は、不安や緊張で押しつぶされそうになりますが、覚悟を決めてやりきる。

やり遂げた後の、達成感、解放感はひとしおでしょう。

子供の頃からこういった経験を重ねるのですから、集中力はもちろんですが、度胸がすわり、困難に立ち向かう姿勢が育ちそうですね!

お父さんもお母さんも一緒になってやる!

また、新子連太鼓クラブの大きな特徴は『親子一緒になって太鼓する!!』ことです。

練習も本番も親子一緒になってやるのが新子連スタイルです。

子供も本気ですが、親も本気です。

子供の足を引っ張るわけにはいきません。

家ではリビングでバチを持って、親子で『ちょっと合わせてみる?』なんてこともあるのではないでしょうか?

それにしても、共通の話題が和太鼓なんて、なんて粋な親子でしょう。

太鼓を通して、おうちでの親子のコミュニケーションが深まります。

そして本番では、お母さんも一緒になってビシッと法被着て、バシッとメイクして、演舞する!

家族のモチベーションも太鼓のイベント次第です。

同じ緊張、不安、楽しみ、喜びを一緒になって感じるのは、いい経験になりますね。

親子一緒になって、汗を流し、時には涙を流す。

親子で青春を謳歌できるのってステキですよね!

これぞ!和太鼓の醍醐味!!

太鼓のドンドンと響く音、地響するような迫力、幾つもの音が重なるシンクロ感は和太鼓の醍醐味です。

静と動。

音が鳴り止んでも、頭の中に、体の中に残る振動、熱気。

一瞬の集中力とでも言いましょうか、フロー状態とでも言いましょうか、無心になって一生懸命太鼓に打ち込むことで、スカッーと発散できます。

この爽快感、気持ちよさは格別です。

和太鼓では、習うより慣れろの精神で、何度も繰り返し練習することで体に覚えさせます。

スポーツでも勉強でも基本に忠実であることが大事です。基本や基礎といった大切なことをとにかく何度も何度も何度も繰り返して、自然と体が反応するレベルにまで持っていく。

また、腕の上げ下げなど太鼓演舞のダイナミックな動きは観客を魅了します。

元気よく、ひたむきに叩いてる姿は大人も子供も感動します。

太鼓をやる人のコミュニケーションは『太鼓』

太鼓の面白いところは、初めて会う人とでも、太鼓をかじっている人であれば『じゃあやろう』と言って、スパッと合わせることができるところでしょう。

言葉は必要ないんです。

年齢も性別も関係ないんです。

他団体の人であっても、太鼓をやってる人たちなら誰でも知っている曲を通じて、太鼓でコミュニケーションを取ることができちゃうんです。

初めて会った人とでも、合わせることで一体感が生まれ、太鼓で通じ合うことができるのは太鼓のステキなところですね。

随時体験会募集しています!メンバー募集!

新子連太鼓クラブは来年創立40周年のメモリアルイヤーです!

いつも以上にイベントが盛りだくさんになり、精力的な活動になることが予想されます!

そんな貴重なメモリアルイヤーを一緒に盛り上げてくれるメンバーを募集しています!

幼児から中学生までの学生であればどなたでも大歓迎です。

また、そんなお子さんと一緒になって太鼓を叩いてくれるお父さん、お母さんも大歓迎です。

随時見学は自由ですので、お気軽にいらしてください。

御年86歳の原田先生20代のゆみか先生の2人で指導をしています。

まさしく伝統と若い力の融合です!

太鼓クラブと聞くと、伝統を文化を重んじ、ちょっと固かったりや厳しいんじゃないか…

直立不動で話を聞かなきゃならないのでは…と思ってましたが、そんなことはありません!

先生は優しいし、みんな仲良く和気藹々と活動しています。

太鼓も好きだけど、この仲間が好きということで皆さん太鼓を続けています。

節分、クリスマス会、卒業生を送る会など子どもが楽しいイベントが充実しています、親子一緒になって青春したい方はぜひいらしてください!!

練習は毎週土曜日新通小学校体育館で15時30分~17時に行ってます。

ドーンドーンドーン!和太鼓の迫力がすごいっす!

みんなでバシッと合った時は最高に気持ちいいだろうな〜

一心不乱になって太鼓に打ち込むのってステキっす!

新子連和太鼓クラブ

新通小学校体育館

静岡市葵区駒形通り2-4-47

お問い合わせ sinkorentaiko@gmail.com

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