最近、テレビや新聞で『足久保ティーワークス』ってよく耳にしませんか?
『どうやら今、足久保がアツいらしい…』
『なんか足久保ってオシャレらしい…』
『足久保の人達がいろいろと頑張ってるらしい…』
最近、足久保がキテる感じの話をよく聞きます。
ということで、今回はそんな足久保の中心に構えるの足久保ティーワークスさんに乗り込み、足久保が盛り上がっているワケを代表理事組合長である吉本邦弘さんにお話を伺ってきました!
足久保の魅力
足久保は静岡安倍川上流に位置する自然豊かな場所です。
澄んだ空気
清らかでのどかな川の流れ
山の緑、木々の緑
空の青
心が洗われます。
山や木々の緑と空の青との見事なコントラスト。
『な~つがす~ぎ~かぜあざみ~♪』
佇むだけで流れてきます。井上陽水。
こんな景色がステキなところが静岡にあったんですね。
静岡茶発祥の地 足久保茶の魅力
山があり、谷がある。
朝霧が立ちのぼり、日照時間が短く、寒暖差が大きい。
お茶は霧が立ちのぼるような寒暖差のあるような場所でつくると美味しいものができると言われており、この自然豊かな条件が揃った足久保でつくられたお茶が足久保茶です。
全国においても静岡茶は有名ですが、静岡茶の発祥ってみなさんご存知ですか?
そうです。
ここ、足久保です!
1200年代の鎌倉時代、聖一国師がここ足久保で茶の種を蒔き、栽培したことが静岡茶のはじまりと言われており、江戸時代には、徳川家康公への献上茶と言えば足久保茶でした。
味、香、コクのどれをとっても一級品。
そして、静岡茶発祥の歴史深いお茶。
それが足久保茶です。
足久保ティーワークス設立の経緯
足久保ティ―ワークスは、平成9年に茶農家50軒が集まり、足久保ティ―ワークス 静岡市葵区足久保として発足しました。
もともとは足久保茶研究会という団体で、自分たちでお茶を生産しつつも、個人工場として、生産したお茶を荒茶にする工程である『茶揉み』を周辺の農家から請け負うことをしていました。
茶葉は摘まれた後に、蒸す・煮る・揉む・乾燥の工程を経て荒茶になります。
大昔はこの一連の作業は人の手で行われていました。
昭和から平成にかけて、お茶業界にも機械化の波が押し寄せ、荒茶にするまでの一連の作業を機械で行うところがポツポツと出始めてきます。
そして、その機械化をいち早く導入したのが、吉本代表率いる足久保茶研究会だったのです。
とはいえ、多くの生産農家では機械を導入できるわけではありません。
設備投資にはお金がかかりますからね。
とてもじゃないけど人の手ではできない、かと言って設備投資することもできないという困った茶農家さんに代わって、足久保茶研究会が茶葉を荒茶化してあげることを始めたのが始まりです。
いわゆる共同工場の役割を足久保茶研究会が担っていたのです。
当時は、オートメーションの自動機械などなかったので、朝から晩までストップウォッチを何個も体にぶら下げて、寝る間を惜しんで作業をしていたようです。
そして、この共同工場事業が足久保ティ―ワークスの設立に繋がります。
生産から販売までを一貫できる足久保ティ―ワークス
足久保一帯で生産された茶葉は足久保ティ―ワークスの工場に集められます。
そこで荒茶化され、味、香り、見た目から1等級~10等級に等級分けされ、市場や問屋を通じて、一般に流通します。
荒茶化、市場への流通販売は足久保ティ―ワークスがやってくれるので、組合員である生産農家さんは生産することに専念できるようになりました。
そして、今では製茶問屋がお茶を製品化するいわゆる仕上げ作業までを足久保ティ―ワークスではできるようになっています。
このことから、生産から商品の製造、消費者への販売までを足久保ティ―ワークスは一気通貫してできるようになりました。
30年前は茶葉の生産しかできなかったのが、荒茶化、製品化、そしてエンドユーザーへの販売までをできるようになったのも足久保ティ―ワークスが設立されたからこそできるようになったのです。
営業マンであり、広報マンでもある
ところで、足久保ティ―ワークスさんってメディアの露出が多いと思いませんか?
私は足久保ティーワークスさんの活動をテレビ、新聞で知りました。
そして、何となく『静岡市では今、足久保がアツい!』ということを知りました。
私は静岡で起こっていることは逐一チェックしていますが、その中でも足久保ティ―ワークス、ひいては足久保地域が勢いやエネルギーがあるなという印象を持っていました。
どうして、ここまで足久保が取り上げられるのか?
それには吉本代表の並々ならぬ努力がありました。
吉本代表は代表という肩書ではありますが、その偉い立場に胡坐をかいているような方ではありません。
言わば、営業マン、広報マンとして、ご自身で率先して、足久保ティ―ワークス、足久保地域の売り込みを果敢に仕掛けているのです。
イベントや新商品発売、目新しいことを始めるときには必ず新聞やテレビといったメディアにお声かけします。メディアに足久保を取り上げてもらえるよう、代表自ら泥臭くPRしてまわっているのです。
実際、私にも、『足久保いいところですよ!足久保にぜひとも遊びに来てくださいよ!案内しますよ!』と気さくに誘っていただいたことが今回の取材に繋がっています。
これ以外にも、市場への流通、問屋への販売営業も吉本代表が営業マンとして辣腕をふるっています。
こういった、見えない地道な努力が現在の足久保ティ―ワークスの認知、人気に繋がっているのですね。
若い力が結集したマーケティング戦略
そしてもう一つ、忘れてはならないのがパワフルな若い力です!
『若い人には自由にやりたいようにやってもらっている』とおっしゃるように、足久保ティ―ワークスでは若い人の発想が随所に見られます。
お茶っていうと、古くさい、伝統的なものとして宣伝されることが多いですが、足久保ティ―ワークスさんはどこか洗練された新しさ、オシャレさ、ポップさを感じます。
若い人にウケるような話題性のある企画をWEBやSNSを通してガンガン発信しています。
Googleで『足久保ティ―ワークス』と検索してみると、さまざまな記事がヒットします。
多くの方に興味をもってもらい、巻き込めるような仕掛けをがっつりかけています。
そしてスゴイのは、その仕掛けが足久保茶のみならず、足久保の魅力までを引き出していることです。
地域の魅力までPRしているのはさずがです。
今や足久保ティーワークスの認知度はとても高いのですが、それにはお茶作りとおなじように、自分たちの活動を知ってもらえるように若い人たちが試行錯誤し、手間暇かけてきたからこそなのですね。
どんどん新しいことにチャレンジ!!足久保ティーワークス!!
そして、足久保ティーワークスは新しい事に果敢にチャレンジしてます。
足久保のオシャレスポット ティーワークスカフェ
『チリンチリ~ン♪』
『チリンチリ~ン♪』
足久保の中心に構えるオシャレなカフェ。
夏は風鈴の音が涼しい雰囲気を醸し出してくれます。
ティ―ワークスカフェでは足久保の美味しいお茶を飲めるのはもちろんですが、ラテやかき氷など若い方向けのメニューも揃えており、足久保のオシャレスポットになっています。
インスタ映え間違いなし!ということで、休日はスマホを抱えた若い女性がドシドシ駆けつけます。
不定期ですが、朝市やイベントを開催しており、足久保の新たな人が集まる場所として人気が出てきています。
クラウドファンディングでテラス設置
『足久保の美しい景色とともに、足久保の美味しいお茶を飲んでもらいたい!』
『足久保という場所に足を運んでもらって、足久保を好きになってもらいたい!』
そんな思いのもと、テラス設置費用150万円を集めるべくクラウドファンディングに挑戦!
そして、見事達成!
150万円を獲得し、山の上にテラスを作っちゃいました!
緑と青の絶妙なコントラストを楽しんでください。
茶畑を一望できるテラスで飲むお茶は格別です。
じわじわ人気が!はじまりの和紅茶
そして、今の足久保ティ―ワークスのトレンドは和紅茶です。
足久保茶を使った和紅茶が飛ぶように売れているんです。
その名も『はじまりの紅茶』
どうしてはじまりかって?
足久保茶は静岡茶発祥のお茶でしたね。
ということで、はじまりの紅茶。
シンプルなネーミングにグッときます。
今、このはじまりの紅茶の人気が急上昇しています!
なんと今年の生産量は去年の10倍!?になっています!
はじまりの和紅茶のはじまり
そして、はじまりの和紅茶の快進撃はさらに続きます!
現在、足久保茶の魅力を伝えるべく小田原にお店を出店するプロジェクトが進行しています。
ちょうど今です!
2022年8月30日を期限にキャンプファイヤーでクラウドファンディングを募っています!
目標金額は200万円!
非常に高いハードルです!
でも、高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんです!
静岡茶発祥の美味しい足久保茶を全国の人に知ってもらうための大事な第一歩です!
みんなで、応援して、是非とも小田原に一号店をオープンさせましょう!
はじまりの和紅茶やティ―ワークスショップのドリンクチケットを購入するだけで応援できちゃいます!
足久保ティーワークの活動の全貌も理解することができますので、ぜひ下記サイトをクリックしてみてください!
足久保茶を世界に発信!誰もが知る足久保茶に!
最後に吉本代表に足久保ティ―ワークスの夢を聞きました。
『足久保のお茶がいいお茶として日本全国に、そして世界に知ってもらいたい。』
『そして、足久保のお茶を一生残したい。』
足久保茶を多くの人に知ってもらい、沢山の人に買ってもらえるようになれば、希望する値段がつくようになり、生産農家が報われるようになります。
足久保茶が話題になって、足久保が元気になることは静岡の発展、活性化に繋がります。
だから、足久保ティ―ワークスは足久保茶の生産、販売を通してみんなを幸せにしたいと考えています。
最後に、生産農家のみなさん。
足久保ティ―ワークスでは、組合員以外でも茶葉を荒茶にするお手伝いをさせていただいています。
商品化に向けた手間や労力を足久保ティーワークスが請け負います。
おかげさまで、一番茶、二番茶、秋冬番茶の時期は足久保ティ―ワークスの工場はフル稼働です。
少しでも多くの生産農家さんの手助けができればと思ってますので、いつでもご連絡下さい。
足久保茶がこれから全国、世界に有名になっていくのが楽しみっす!
足久保ってほんとにいいとこっすよ~
ステキな景色に、美味しいお茶を堪能できまっす!
静岡の人は一度じっくり足久保に遊びに行くべしっ!