小柳印舗さんは静岡市葵区二番町にある老舗印鑑専門店です。
昭和25年の創業から70年以上!?にわたりハンコ屋さんとして番町地域の人々に親しまれています。
今回、小柳印舗3代目で代表の小柳勝弘さんにお話を伺ってきました。
ハンコってどうやって作るの?
まずハンコってどうやって作るのでしょうか?
昔は完全手彫りといって、字入れからすべての工程を手彫りで作っていましたが、現在では、機械彫りをして、手仕上げをしてハンコを作成するやり方が主流となっています。
機械彫りとは言っても、職人さんが印影を1本1本デザイン・調整し、オリジナル性が高く、高品質のハンコができるように工夫を凝らしています。
ハンコの価値は印面で決まる!?実は字入れが難しい!?
ハンコは印面の文字バランスと配置デザインで決まります。
また、ハンコは偽造などのリスクを防ぐために、可読性が低く偽造されにくい印鑑書体で作成することが多く、様々な字体があります。
字体と文字数とそのバランスを調整したり、デザインするのが難しいようです。
バランスを考えて、詰めたり、すきまを埋めたり…
プロの職人さんでも悩むことが多々あるそうです。
これまで、作って大変だったのは字数が異様に多いものだったそうです。
なんとその総文字数40文字…
見させてもらいましたが、字数が多すぎてもはや読めませんでした笑
ちなみに、静岡市の角印は隷書体で作られています。
なんでわかるかって?
だって、静岡市役所の印鑑は小柳印舗さんが作っていますのでね!
役所、法人、個人と小柳印舗さんが手掛けるハンコは幅が広いです!
世界にひとつしかないハンコの必要性
フランチャイズやネット通販では、パソコンフォントを使って、そのまま機械彫刻でハンコを作成することで、安く提供することを売りにしているお店もあります。
確かに、人の手が入らず、安く、手間なく作れちゃうのは楽チンでいいです。
しかし、どこでも作れてしまう、誰でも作れてしまうというのは実印としては危険です。
本人を証明する手段として使われる実印が簡単作れてしまうとなると偽造や悪用される危険度が高まりますので、個性的で、オリジナリティ―があり、世界でひとつしかない実印を作る必要性はそういったところにあります。
ハンコは作り手の個性や感性が反映されて、世界にひとつしかないものができあがる。
逆に言えば、同じものができあがることがないというのがハンコの特徴なんですね。
ハンコは体をあらわす!?
基本的にハンコの値段は材質と技術料で変わってきます。
一般的には材質がいい方が押印の映りが良くなると言われていますが、人によってハンコを選ぶ基準は様々なようです。
例えば、動物の角や牙、天然石といった希少な材質を求め、ハンコに見た目の良さや工芸的要素を重視する方もいらっしゃるとか。
紙に押印してしまえば一緒だと思うのですが…
自分は希少でいいもの持っていると思うことで満足する人がいるようです。
また、昔の人は実印は大きいものを作りたがったようです。
契約書で相手方の実印の自社の実印の大きさを比べて、優越感にひたり、いい気分になる。
令和になった現代では、大きさ比べにあまり価値を見出す方は少ないかもしれませんが…
ハンコって面白いですね。
ハンコは体をあらわし、持ち主の考え方、姿勢をあらわすものなのです。
実はスゴイ人!?小柳さん!?
では代表の小柳さんについて教えてもらいましょう。
小柳さんは1級彫刻技能士という資格をお持ちです。
その1級技能士はどうやったら取れるのでしょうか?
小柳さんは、専門学校で技術を学んで二級を取得、その後2年の実務期間を経て、計4年かけて1級技能士を取得しました。
ちなみに、静岡市で1級技能士資格を所有している人は7人
70万人の静岡市民に対して7名!?
70万人分の7=0.001%
ご本人はサラッと説明されてましたが、これってスゴくないですか!?
厚生労働大臣からの賞状!?
なかなか大臣から賞状をもらえることってないですよね。
それだけ、取るのが大変な資格なんですね。
ものづくりマイスターとは?
また、小柳さんはものづくりマイスターとしても認定されています。
ものづくりマイスター制度とは、ものづくりに関して優れた技能、経験を有する方を『ものづくりマイスター』として認定・登録し、これらの『ものづくりマイスター』が技能競技大会の競技課題などを活用し、中小企業や学校などで若年技能者への実践的な実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行うものです。
石のハンコの先生として学校に教えにいっています。
ものづくりマスターは1級技能士資格があり、15年以上の仕事をしている人しかつけません。
つまり、20年のキャリアがないとできない!
その他にも、技能五輪全国大会で3位以上の優秀な成績を収めた等、ものづくりマイスターとして認定される要件はものすごく厳しい!
国からお墨付きをもらった人しかなることができないすごい資格なんです!
えっ!
逸材やん!
小柳さんは超貴重な人材です。
こんなスゴイ人が番町地域にいてくれるなんて、なんか誇らしい~
何年か経ったら、国宝として表彰を受けたりしてるかもしれませんね。
スピードの小柳印舗!アスクルよりも早い!
小柳印舗さんの売りは何と言ってもスピード!
『急いでいるんで、明日できますか?』に対応できるお店です。
モットーはアスクルより早く!イマクル!
ネット注文よりも早くハンコをおつくりします!
お客様の『急いで作ってください!』に対応します。
『とにかく急ぎなんです!』そんな方はぜひご相談ください!
デザインから完成までの作業を外注することなく、全て小柳印舗さんで一気通貫でやっているから、これほどスピーディーな対応ができるのです。
このスピーディーな対応を求めて、遠くからお客様がいらっしゃります。
もちろんスピードだけでなく、技術は言うまでもありません。
1級技能士として、ものづくりマイスターとして小柳さんの技術は国からお墨付きをもらっています。
番町の方へのメッセージ
木口、認、実印、ゴム印、ハンコのことならなんでもご相談ください!
一生モノをつくっています。
お客さんのこだわりやご要望にお応えすべくスピーディーで丁寧な対応をさせていただきます。
また、最近ではお子様向けに世界に一つだけのオリジナルハンコをつくっています。
お子様の書いた絵やイラスト、文字を記念にハンコにして残しませんか?
ハンコ作るなら小柳印舗さんに決まりっす!
早くて、丁寧で、抜群の技術力!
自分の住んでいる地域にこんなスゴイ人がいるなんて、番町の人って幸せ~
番町の人はハンコのことなら小柳印舗に相談っすよ!