しずてつストア末広店の前を通るといつも人で溢れています。
なんだか活気があって楽しそう。
一体ここで何が行われているのだろう?
ずっと気になっている方もいらっしゃることでしょう。
ということで今回、しずてつストア末広店駐車場前のにぎやかスポットである株式会社マルヒデ岩崎製茶の代表取締役の岩崎泰久さんにお話を伺ってきました!
いつ行っても人だかり!大繁盛のマルヒデ百貨店!
『なんだか変わったことをやってるお茶屋さんがある』
『いつも人で大にぎわい!日によっては、本当にお祭りになる!』
そんな噂が私の耳にはちらほら入ってきてました。
でも…
『なんかにぎわってるなぁ~』『楽しそうだなぁ~入ってみたいなぁ~』とは思うのですが、私のようにシャイな静岡男児は入るのに気後れしてしまいます。
私と同じように『入ってみたい!けど、なんだか入れない!』『あの熱気にやられてしまうかもしれない…』と二の足を踏まれていた方も多いと思います。
そんなあなたのために、今回意を決してマルヒデ百貨店に潜入捜査を決行しました!
話題のマルヒデ百貨店に初潜入!
この日のマルヒデ百貨店では削り節、おはぎ、しらす、米ぬかスイーツ、焼き小籠包の5店が出店。
静岡市内のお店はもちろんですが、清水、伊豆からわざわざ駆けつけてくれた人気のお店です。
伊豆まで気合入れて行かなくても、マルヒデ百貨店に行けばお目当ての商品が買えちゃうのは嬉しいですよね。
また、出店されるお店も日替わりで変わるので、毎日行っても飽きません。
食べものばかりでなく、Tシャツ、アクセサリーといった小物を販売する日もあれば、お灸、カイロプラクティック、タイ古式マッサージなんていうリラグゼーションの日もあるんです。
面白いですよね?ワクワクしませんか?
『あらっ、今度はこんなお店が出店されてるのね~』なんていう新しい発見があるのもマルヒデ百貨店の面白いところです。
歩くのもひと苦労!圧倒的人気・熱気のマルヒデ百貨店
ここにも、そこにも、あそこにも!
人!人!人!
活気ある人の声!
慌ただしく人々が動いてる!
止まることのないお客様の流れ!
なんだかおいしそうなにおいがするし!
実際入ってみると、店内の熱気に圧倒されます。
その場の雰囲気に気圧され、モジモジしている私を見つけたスタッフさんが『一杯いかがですか?』と声をかけてくださいました。
お茶をいただいて一言。
『おいしい…』
心の声がだだ漏れしちゃいます。
さすがお茶屋さんのお茶。
そこらへんのお茶とはひと味もふた味も違います!
来店したお客様には、いつでも岩崎製茶自慢の美味しいお茶が振る舞われます。
この日は30度を超える真夏の暑い日。
キンキンに冷えた冷茶は本当に美味しく、生き返りました。どんどん飲んでくださいというお言葉に甘えて、私は空気も読まず、二杯も三杯も冷茶のおかわりいただいちゃいました。
おかげさまでお店を出るころにはお腹たっぷんたぷん。
思う存分、おいしいお茶を堪能させていただきました。
出店を希望するお店が殺到!!誰よりも出店店舗を知り尽くすスタッフさん!!
店内ではたくさんのお茶や茶器はもちろんですが、しらす、フィナンシェ、冷凍イチゴ、ジェラード、ぎょうざも販売しており、とてもお茶屋さんの店内とは思えないようなラインナップです!
ここは何屋さんだろう?
もはやお茶屋さんの枠を飛び越えています。
そして、近年マルヒデ百貨店に出店を希望するお店が殺到しています。
驚いてはいけませんよ!
マルヒデ百貨店では出店企業から、出店料をいただいていないんです!
もう一度言います!
これだけ繁盛しているマルヒデ百貨店に出店するのにお金がかからないんです!
出店条件は、商品を5人分くださいとしている。それはスタッフさんが実際に食べて、体験するからこそ、お客様に自信を持って販売できると考えているからです。
だから、スタッフさんはとことん出店店舗さんのために頑張ります。出店店舗のレイアウトも告知フライヤーも、お望みであればのれんまで作っちゃいます!設営もスタッフさんがやってくれますので、出店店舗はお客様対応に注力することができますよね。
スタッフさんの出店店舗に対する愛や思い入れがハンパないのです。
マルヒデ百貨店では岩崎製茶のスタッフさんが率先して出店店舗を紹介し、売り込みをかけてくれます。マルヒデ百貨店の考え方に賛同していていただけるお店であればどんなお店でも出店できます。
出店をご希望の方はぜひ一度マルヒデ百貨店の熱気を実際に感じに来てください!
生き残りをかけた苦肉の策!マルヒデ百貨店ができるまで…
今となっては大繁盛のマルヒデ百貨店ですが、ここまで来るまでは決して楽な道のりではありませんでした。
マルヒデ岩崎製茶さんが店頭で販売を始めたのは2011年。2011年には東日本大震災後がありました。震災後の津波により福島第一原子力発電所が被害を受け、大量の放射能が漏れるという大事件がありました。
その結果、いわゆる『静岡茶風評被害』により、静岡のお茶が全く買ってもらえず、どこのお茶屋さんも売上がガクンと落ち、壊滅的な状況となりました。
国・県・市なども様々な支援策を打ち出しましたが、それに頼っているだけではダメだと、このままではいかん!何か対策を取らなければ、静岡のお茶業界全体がダメになってしまう!と危機感を抱いた岩崎社長は動き出しました。
これまでの業態、サービスを見直し、色んなスタイル、サイズで同じ日にアクションを起こそうと仲間のお茶屋さんや企業に声をかけてまわりました。
マルヒデ百貨店のスタートは、実は静岡のお茶業界再興をかけた一大プロジェクトだったのです。
とはいえ、もともと仲卸製茶問屋なので、店頭で一般のお客様向けにお茶なんて販売したことなんてありません。小売のノウハウなんてなく、素人みたいなもので、開店当初は全然人が入ってきませんでした。店を開いてはみたが、お客さんが一人も来なかったなんてことはザラにありました。
静岡で今一番アツい!茶業界注目のお茶屋さん!マルヒデ岩崎製茶!
しかし、思考錯誤を繰り返しながら、辛抱強く継続し続けました。
毎月1日にやると決めて始めたマルヒデ百貨店ですが、徐々にその開催日を火曜、木曜、土曜と拡大し、今では定休日以外は毎日開催するほどの盛況ぶりです!
評判を聞きつけて、繁華街に店舗やカフェを運営している大手のお茶屋さん、生産農家さんが全国から『岩崎さん!!繁盛している理由を教えて!!』とマルヒデ百貨店をのぞきにくるほどです。
売れてる現場は誰でも見たくなるもの。自分たちの店頭で、他社の商品を売らせているお茶屋さんなんてありませんよね。
周りからはちょっと頭おかしんじゃないか?と言われるような、常識とはかけ離れた誰もやらないことを始めたからこそ今のマルヒデ百貨店があるのです。
岩崎社長のアイデアと行動力、周囲を巻き込む力はハンパないっす!
今一番静岡でアツいお茶屋さんとしてマルヒデ百貨店が認知されているのも納得ですね!
楽しいところに人は集まる!オイシイタノシイ!NO TEA NO LIFE!
最後に、ここは日本のお茶どころ静岡です。
日本全国のお茶を手に入れることはできるし、美味しいお茶はお茶屋さんの数だけあります。
岩崎製茶ではタノシイお茶屋でありたいと考えています。お茶というモノを売るのではなく、お茶を介したタノシイ体験を売る。そして、そこでお茶を飲み、お茶がオイシイということ、お茶が健康的で体にいいということを知ってもらえればそれでいいんです。
マルヒデ百貨店にきていただいたお客様にはとにかく楽しんでいただきたいです。
何よりも、この地域が盛り上がればいい。楽しい場所というか、心の癒しになればいい。
マルヒデ百貨店を通して、お客様にはとことんオイシイタノシイ体験をしてもらいたいです。
マルヒデ百貨店みたいなお店が他にもできれば番町地域はものすごく盛り上がるだろうな~
夏には冷茶~♪冬には温かいお茶~♪
オイシイタノシイ体験ができるマルヒデ百貨店♪