株式会社海野兼太郎商店 静岡市葵区葵町

店・企業

株式会社海野兼太郎商店さんは静岡市葵区葵町にある創業より100年以上の歴史ある製茶問屋さんです。

100年以上ですよ!?

100年以上に渡り、製茶問屋としてやってこられた秘訣を社長の海野洋平さん、専務の海野建史さんに伺ってきました。

お茶屋界隈では海覚さんで有名!創業100余年の老舗製茶問屋!

海野兼太郎商店さんの創業者は海野兼太郎さん。

初代の頃はお茶屋さんと同時に紙屋さんをやっていたようです。

どちらが先かよくわかっていませんが、お茶を製品として販売するのには包装紙が必要ですから、お茶と紙の相性の良さに目をつけ事業を始めたようです。

そして、二代目の海野覚太郎さんがお茶の部分を大々的に広げ、会社を大きくしたと言われています。

実は、お茶屋さん界隈ではこのニ代目の覚太郎さんが有名で、『海覚さん』と言えば誰もが知っています。

その名残りもあり、海野兼太郎商店さんは海覚さんとも呼ばれ、親しまれています。

初代、2代目が奮闘し、100年前の静岡茶の最盛期を盛り上げ、100年続く企業の礎を築いたのです。

長男社長!次男専務!兄弟で100年の伝統を守る!

現在は兄弟で社長、専務として会社を経営されています。

現在の社長である海野洋平さんは5代目、創業者である兼太郎さんの玄孫(やしゃご)にあたります。

初代兼太郎さん―2代目覚太郎さん―3代目隆夫さん―4代目洋史さん―5代目洋平さん

洋平さんは社長になって約10年、弟で専務の建史さんと二人三脚で海野兼太郎商店を経営しています。

建史さんは茶業青年団団長も務め、自分の会社だけなく、静岡のお茶業界の繁栄にも一翼を担っています。

5代100年に及ぶ歴史と重みを兄弟で守るってすごくないですか?

100年以上の伝統を洋平社長、建史専務で力を合わせて守っているのです。

憧れます。

海野兼太郎商店の味は静岡の味!!

静岡の製茶問屋さんといえども、それぞれ売っているお茶は違います。

産地も品種も製造方法もそれぞれ会社によって違います。

純粋に産地のものを利用することもあれば、他の地域のお茶とブレンドすることもあります。

様々な会社の趣向を凝らすことで、それぞれの独自の味を出しているのです。

海野兼太郎商店さんでは、梅ヶ島、玉川といった静岡の山間部で育ったいわゆる山のお茶と島田、牧之原の深蒸し茶をブレンドしています。

牧之原、島田で採れたコク、旨みの強い深蒸し茶と昼夜の寒暖差が激しい地域で育った香が強く、スッキリした味わいの静岡の山のお茶が醸し出すハーモニー。

まさしく静岡の味。

それが海野兼太郎商店のお茶なのです。

想像するだけで飲みたくなりますね。

海野兼太郎商店さんでしか飲めないお茶がある。

海野兼太郎商店さんのお茶に惚れた常連さんが後をたたないわけです。

看板商品『古武士』!!

それでは、海野兼太郎商店さんの看板商品を発表しましょう!

それは『古武士』です!

『古武士』という名前、カッコいいですよね!

なんで『古武士』なのか気になるところです!

専務の建史さんが、茶葉本来の力強さと、歴史ある茶樹から古武士と名付けました。

現在の人気種やぶきたよりも古くからある種で、古き良き味を出すお茶でたいへん人気があります。

在来種は全体の1~2%!?とっても希少なお茶!!

『古武士』は在来種という品種のお茶になります。

突然ですが、お茶の品種で一番多いのは何かご存じですか?

答えは『やぶきた』です。

お茶って大体やぶきたがメインになっています。

農林水産省の平成24年品種別割合調査によると、やぶきたが75%、ゆたかみどり6%、在来種は1~2%。

在来種はお茶全体の1~2%しか採れないとっても希少な品種なのです!

在来種は一般的に見慣れた整頓された茶畑ではなく、丸い塊となったお茶の樹の形が特徴的で、こんもり盛り上がった山のような形をしています。

ふじのくに山のお茶100選にも選ばれるほどの名茶!!

『古武士』は静岡玉川で取れた在来種のお茶であり、お茶業界の方からしても、なかなかない面白いお茶だということで100銘茶に選ばれました。

ふじのくに山のお茶100選は、『茶の都しずおか』が誇る豊かな気候風土や優れた技術によってつくられた香味や外観等に特色を持つ銘茶として銘茶コンテストで認定されたお茶の総称です。

在来種はやぶきたよりももっと歴史が古く原始的なお茶になります。

また、在来種は作り手によって味の違いが大きく出るお茶です。

全国的に見ても在来種を扱っているところは少なく、業界の人からしても珍しいものであると考えられています。

簡単に言うと、あまり市場には出回らないお茶なのです。

古武士をご賞味あれ!

古武士は昭和20年代までの雑種による茶園で採れたお茶で、75年以上前の茶樹であり、昔ながらの力強いお茶の味や香りを楽しめます。

仕上げの火入れは甘く仕上げ、茶葉本来の甘みを存分に味わうことができます。

静岡市玉川地区の個人農家さんが育てたお茶で毎年10キロ程度の仕上がり量しかなく、希少性が高いお茶です。

ぜひ、幻のお茶『古武士』をご賞味下さい。

バンチョー君
バンチョー君

ふじのくに山のお茶100選に選ばれた希少な在来茶『古武士』!

茶葉本来の甘みを体感してみたい!

どんな味や香りがするのか気になるっす!

飲みたい!飲んでみたいっす!

株式会社 海野兼太郎商店

静岡市葵区葵町21

〒420-0017 静岡県静岡市葵区葵町21
〒420-0017 静岡県静岡市葵区葵町21

054-254-1471

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